1おなかに宿便がたまるとき 2イオンは皮膚からも吸収 3おなかの宿便をとりなさい |
胃腸は汚れている |
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「おなかのヘドロ(宿便)は女性の大敵」 | 理学博士 岡部 薫 著 | 宿便のことが全部わかる・カラダの仕組みをチェック |
第1章 | おなかに宿便がたまるとき |
\ | 口臭はお腹の宿便から発散する毒ガスで胃腸に炎症がある |
9-1 | デートもできない口臭美女の悩み |
ところが、それから数ヶ月たった頃、そのOさんから私のところへ電話がありました。お目にかかって、ぜひ相談にのっていただきたいことがあるというのです。そしてOさんがやってきました。 私は、手足に湿疹でもできたかなと思っていましたが、そうではありませんでした。口臭のことで相談に来たいというのです。つまり、天は二物を与えずで、Oさんにも人知れぬ悩みがあったというわけです。口臭があったのでは、うかうかデートもできませんし、神経こまやかな女性にとっては確かに大問題です。 次にご紹介するTさんの悩みも、深刻なものです。 |
9-2 | 口臭は遺伝なのかと自己嫌悪 東京都・Tさん |
実は、36歳になって未だに独身を通しているのも、もとはといえば、この口臭のためなのです。せっかく好ましい男性が現れても、自分のひどい口臭を考えると意気消沈してしまうのがオチでした。 ところがそのうち、私の口臭が、あながち歯槽膿漏のためばかりでないことがだんだんわかってきました。独身の淋しさで、私はときおり酒場に足を踏み入れており、現在では唯一の楽しみになっているほどですが、たとえばニンニクの入った料理などを食べたときなど、そのあと2日も3日もいやらしいにおいが、口臭となって残ることがわかったのです。いったい、私の胃袋はどうなっているのかしら?と考えるだけでもおぞましく、夢も希望もありませんでした。 ところが最近、故郷の叔父が北海道から上京して10何年ぶりかで会いましたが、そのとき、叔父がまたひどい口臭の持ち主であることを知り、大変なショックを受けました。父の兄弟ですから、私とも体形が似ており、からだつきも短足でずんぐりしています。ひょっとすると、胃袋も同じ格好をしているのじゃないだろうかと、ぎょっとしたものです。疑心暗鬼というか、つまり、そう言う体型が口臭のもとではないかというふうにも疑われ、つくづくイヤな家系だなと思ったりしたものでした。Z式健康法で口臭は治るのでしょうか。 |
9-3 | 胃腸の宿便に起因しない疾患はない |
はっきり申し上げて、彼女の場合、口臭の原因はすべておなかの宿便にあるからです。おなかに宿便がたまりますと、ガスが煙のようにもやもや立ち上り、それが口臭となってくちの外にでてきます。 ガスがでるくらいはまだ良い方で、そのガスがこもってくると、そこに腫瘍ができるおそれがあります。とくに口臭がひどい場合は、胃腸の炎症が原因ですから、これは早く治さなければいけません。このように、おなかの宿便に起因しない疾患はひとつとしてないのです。口臭もおなかの宿便を大掃除すれば確実に解消します。 私はTさんにこうご説明してからさらに、病気にかかっている多くの人々が、おなかに宿便の岩盤を抱えていることを付け加え、参考までに私の独自な触診法をお話いたしました。 おなかに宿便の岩盤がどのくらいあるかは、腹部を指で突っついてみればわかります。まず上向きに寝て立て膝をつき、息を吐きながら、お腹の上を9ヶ所くらい指で突っついてみます。そして骨のようにコツンと当たるところが、どことどこであるかを絵に描いてみますと、それによって岩盤のおよその平面積がわかります。 次にどれだけの厚みがあるか、お腹の中には肋骨と脊髄しかありませんから、上から指で突っついてみて総体的にぎゅうぎゅう入れば合格ですが、岩盤があると途中で止まりますから、それを逆算してみればだいたいの厚みがわかります。宿便は石か骨のように固くなっており、こういう人は、水便が1日に5〜6回もでるような徹底した宿便清掃をやらなければ、頑固な宿便はなかなかとれません。 宿便の岩盤がとれますと、おなかはまるで赤ちゃんのおなかのように柔らかくなります。指で突っつきますと、どこまでも入っていきます。私は徹底的に宿便をとりましたから、実際、そういう柔らかいおなかになっています。それからというものは、2度とゼンソクに打ちのめされるようなことがなくなりました。 前期のTさんはZ式健康法を開始してから約半年後、みごとに口臭の悩みから解放されました。おなかの宿便清掃をして、イオン入湯をする、個人差はあっても、そのやり方はみな同じです。 もうひとつ、私の麻雀友達で、Kさんという人が、口臭がひどくて近寄れないほどでした。麻雀をするたびに、私は3年間もずっと、Kさんに胃腸の大掃除をするようにとZ式健康法をすすめたのですが、口臭は腋臭と同じく自分自身にはわかりません。 そのうえ、Kさんの奥さまがZ式健康法に大反対で、病気になれば病院が治してくれると、私の説得には耳を傾けてくれませんでした。 その後、Kさんはひどい腹痛を訴えて入院しましたが、そのときはもう、胃にガンが無数にできていて、手術後に、切開した部分を縫い合わせることもできないほど、症状がひどくなっていたそうです。ガンがすでに、全身のリンパに転移していたのです。彼は44歳の若さで世を去っていきました。 |