「あっ、またこんなところにニキビが!最近便秘ぎみだったからなぁ・・・。」 なんて思った経験ありませんか?便秘をしていると肌の調子が悪くなってニキビが出来やすくなってしまうのです。 この便秘が引き起こすニキビ、実は思春期の頃のニキビとはその出来るメカニズムが違います。 思春期のニキビの場合、皮脂の分泌量が必要以上に増えることでその余分な皮脂や汚れが毛穴に詰まってしまい、アクネ菌などの細菌が増えて炎症が起きニキビが出来ます。 しかし18歳を過ぎた頃から出来るニキビは、排出しきれなかった体の中の有害物質を皮脂腺から外に出そうとすることで毛穴が炎症して出来ます。これは一般的に、「吹き出物」とか「大人ニキビ」と言われるものです。
そして便秘が引き起こすニキビのメカニズムは後者の方。 何日か便秘をしていると腸のなかに溜まった便が発酵して腐敗が進み、腸内の悪玉菌が増えていきます。すると腸内の善玉菌と悪玉菌のバランスは崩れ、腸内環境の悪化を引き起こして毒素・有害物質を発生させます。 さらにその後も便秘が続くと、その毒素・有害物質を体の外に出すことができなく、最終的にはそれらを皮膚から出そうとします。そこで皮膚にダメージが与えられて肌荒れ・ニキビとなってしまうのです。 大人になってからの肌荒れ・ニキビは外側からだけのケアでは防ぎきれません。たしかに、化粧水や乳液などで保湿をすることや、マッサージをしてリンパの流れを良くすることも大切です。でも、体の中をいつもキレイに保つこと、毎日しっかりお通じをつけることが美肌への一番の近道かもしれません。