便秘・宿便を解消してお腹スッキリ、お肌はツルピカ、健康美人になりましょう♪
便秘・宿便を解消して健康美人に!イオン便秘ネット

便秘・宿便・ダイエットでお悩みの方にZイオン健康法をお薦めします


「おなかのヘドロ(宿便)は女性の大敵」
理学博士
 岡部 薫  著
宿便のことが全部わかる・カラダの仕組みをチェック

第3章おなかのヘドロ(宿便)をとりなさい

5
宿便の徹底的な壊滅作戦を展開


私が研究開発した、イオン入湯剤と宿便清掃のマグネシウムの錠剤は、表裏一体をなすものです。偉大な自律神経のはたらきを知り、そのエネルギー源であるイオンを、人間は胃腸で製造しています。この大切な消化器官である胃腸に宿便が詰まっていたのでは、どうしてもイオンの不足が起こります。そこに病気というものがやってくるわけで、これはすでに何度もふれたとおりです。

しかし、私の猛烈なゼンソクを治すには時間のかかる宿便清掃だけでは不十分です。そこで、イオンの膜平衡の法則によって皮膚からもイオンを補給すれば、よりいっそう治癒力を高めることになります。表裏一体とはそういう意味です。

けれども、どちらが表でも裏でもなく、ひっくり返せばどちらも表という風にお考えください。この療法によって私はゼンソクを根治できると仮説を立てたわけですが、結果はまことに私の考えたとおりでした。この宿便清掃には後日談があります。

私は自分で開発した宿便清掃を行ったところ、めきめき胃腸のはたらきがよくなりました。午前中に水便を3〜4回も出してごらんなさい。胃腸が実にスッキリして、3度の食事が待ち遠しくなることうけあいです。実際、以前の私は猫の食事くらいしかとれなかったのですが、宿便清掃をはじめてからというもの、もりもり食べるようになりました。また何を食べてもおいしいのです。すっかり気をよくした私でしたが、これまでさんざん、死ぬほどの苦しい思いをなめさせられてきただけに、ゼンソクの元凶である宿便にはなお油断ができず、神経をとがらせずにはいられませんでした。

「まだ、どこかに頑固な宿便が、水に溶解されずにへばりついているに違いない」 と疑りました。考えてみれば、確かに40数年間の宿便が、そう簡単にとれるはずはありません。その頑固な宿便を取るにはどうしたらいいのかと、いろいろ方策をめぐらしました。

私の考えた方法は、文字通り宿便に鉄槌をくだすというものです。私は、それを実行に移すために、さっそく、直径8p、長さ60pほどもある鉄棒を準備しました。端を丸くして、これを天井から吊り、上げ下ろしできるようにしたのです。

私はまたまた、おなかに人工ダムをつくり、鉄棒の下に仰向けに寝ころびました。そうして鉄棒を上げ下げして、ドンドンとおなかのあちこちに投下したわけです。けれども、こんな無謀なことは、臥薪嘗胆して今日ではいろいろと鍛錬してきた私だからやれることで、みなさんはどうか、けっして真似などなさらないでください。

ともかくそのときの私は、人工ダムの底に、まだへばりついているであろう頑固な宿便を、鉄棒の先端で突っつき、根こそぎほり起こしてやれという気概でした。

するとどうでしょう。そのあと例によって水便をポリバケツにとり、宿便を検出してみたところ思わずギョッとなりました。なんと、小粒の石とか貝殻のような古い宿便の塊が、ボロボロという感じで検出されたからです。

私が予想したとおり、私のおなかにはまだまだ頑固な宿便が、岩盤となって残っていたのです。しかもこの壮絶な戦いは、それから何年も続くのです。みなさんにはこんな荒っぽいことをけっしてすすめませんが、私のおなかが宿便の岩盤だったという事実を、みなさんはどう思われるでしょうか。

宿便の岩盤と、私はあえて言いましょう。この岩盤がすっかりとれたとき、私のおなかはまるで赤ちゃんのおなかのように柔らかくなりました。生まれたばかりの赤ちゃんのおなかが、とてもやわらかいようにです。じじつ、私のおなかを指で押してみますと、どこまでも突き刺さります。こうなったとき、私の凄惨な持病のゼンソクもすっかり、なりをひそめました。

こうして私の胃腸は活発にイオンの製造を開始し、体調はきわめて良好になりましたが、重度の私のゼンソクを急速に治すには、おなかの宿便清掃だけでは、まだ完璧ではありません。人体を動かしているのは胃腸という機関車ですが、その人体を指揮しているコントロールタワーは自律神経だからです。

しかし、そのとき私はイオン入湯によって、皮膚からもイオンの充電をはかっておりました。この両面作戦によって自律神経もすっかり立て直すことができました。これではじめて、私はゼンソクの卒業証書を手にしたのです。ついに根治したということです。

以後、10数年になりますが、私はゼンソクで苦しんだことは1度もありません。そればかりでなく慢性的な風邪ひきも治りました。ほかの余病もいっさい起こっておりません。おなかの宿便清掃とイオン入湯によって、病気を寄せつけない体になったからです。これが真の健康ということではないでしょうか。

こうしてゼンソクの根治が発端となり、その後、製法上の改良を重ねて昭和57年、重質酸化マグネシウムの錠剤は、瀉下剤『イオナミン』として厚生省の認可を受けることになるのです。イオナミンという名称は、昭和53年から「Zイオン研究所」を主宰していましたのでそれにちなんで命名しました。


6
世界に比類なきマグネシウムの錠剤


素人がつくったものが、ついに薬剤として厚生省の認可を得ることになったのですから、これは大いに自慢になることですが、何から何まで自分で考えて開発したもので、これにはいろいろな裏話があります。けっしてすんなり、研究開発がすすんだわけではありません。そこまでいくにも、実に15年の歳月が流れているのです。

あとでわかったことなのですが、重質酸化マグネシウムの目的は下剤です。市販されている多くの便秘薬にはこれがはいっています。しかし、便秘薬や下剤には、腸の蠕動運動を促進するものを併用しているため、どうしても血管にはいってしまいます。したがって、副作用を引き起こすことになるのです。

私のつくったイオナミンは、腸の蠕動運動を促進するものは何も入っておりません。マグネシウムは宿便が柔らかくなるだけのはたらきですから、おなかが痛くなることもなければ、血液に入ることもなく、したがって副作用もありません。

世界に比類なきマグネシウムの錠剤

ところが、酸化マグネシウムは、医薬品にも使われておりますが、その特異な性質から、金属を磨いたり、磨りガラスをつくったりするときにも使われているものです。ガラスさえもキズだらけにするわけですから、マグネシウムの錠剤をつくろうとしても、金属をかじってしまうので、鉄の粉の混じった黒い錠剤ができてしまします。そればかりではなく、機械そのものもすぐこわれてしますのです。

実は、私がこの錠剤を研究開発している前後にも、京都の府立病院の先生が、病院で使用する酸化マグネシウムの錠剤をあるタブレット工場に依頼したところ、あっさり断られています。

ではどうしたらよいかと、製造上の壁に突き当たってしまったのです。人に聞いても教えてもらえないので、これも、自分で何とか解決するしかなかったのです。

このプロセスにはながいながいエピソードがあるのですが、残念ながら、社内機密になっているのでここでは話すことができません。

結論から言いますと、4年ほどかかりましたが、私は運良く、イオナミン錠の製造に成功したのです。



12345